Telegramって何?ヤバくないの?

IT知識

こんにちは、せこしょーです。
今日はTelegramの特徴とLINEなど他のメッセンジャーアプリとの違いについてのお話です。

最近ニュースで取り上げられた特殊詐欺や強盗、薬物取引などでもTelegramが利用されていたりしたのでちょっとヤバそう、怖いアプリと思われている人も多いと思います。

ただ実際は悪い人に使われただけでアプリ自体はとても便利なので、一旦Telegramのイメージは置いておいて今回はTelegramの良いところを紹介したいと思います。

せこしょー
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秘匿性が高いものは悪用されちゃうからイメージ悪くなって流行りづらいのかな

概要

Telegramはセキュリティ、速度、信頼性に焦点を当てて開発されたメッセージングアプリケーションです。利用者は文字や画像やビデオ、音声メッセージなどを自分自身や家族や友人、知人とやり取りできます。また、スマホやPCなど複数の端末で同時にアカウントを使用できます。

危なくないの?

初めてのアプリを使うときは何かしら情報が漏れているんじゃないかと心配になると思います。その上特殊詐欺など犯罪する人たちに好かれているTelegramならなおさら超個人情報が漏れるかも、と思うかもしれません。

せこしょー
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住所、電話番号、クレジットカード番号、ID、パスワード、あの時の写真・・

でも大丈夫です。Telegramはメッセージの送信者と受信者以外は内容を見ることができない機能(後述)があり秘匿性が非常に高いです。むしろ安全で秘匿性が高すぎて犯罪者同士のやり取りにも利用されてしまう、という感じです。また、Telegramは日本ではあまり使われていませんが世界では多くの人に使われているようです。初めてアプリを使う上で利用者数が多いということは非常に大事です。それは良いサービスであることの証明でもありますが、同時に利用者が多いことはサービス提供者に変なことさせない抑止力にもなります。なので何か初めてサービスを利用するときはその利用者数が意思決定に勇気を与えてくれます。

利用者数

さて、そのTelegramの利用者数ですが普通に驚きます。

2023年現在、世界のTelegramの利用者数(月間アクティブユーザー数)は約7億人1Most popular social networks worldwide as of January 2023, ranked by number of monthly active usersです。LINEの利用者数が約1億9400万人2LINE社レポートより。2022年11月末発表なので、Telegramの利用者数はLINEの約3.5倍も多くいることがわかります。Telegramは世界の10人に1人が使っていることになります。日本にいると全く感じないのでかなり意外ですよね。

機能性・操作性

Telegramがここまで世界的に人気なのには理由があります。それは機能性と操作性の面で他のメッセンジャーアプリよりも優れているからだと言えます。

軽くて快適

Telegramを利用したときに一番印象的だったのはその通知の速さと動作の軽さです。私はプログラムを書いたりするのでLINEとTelegramを通知先として利用しているのですが、Telegramはメッセージ送信した瞬間に通知が届きます。LINEももちろんとても遅いというほどではないですが、TelegramとLINEを比較したときの通知の速さやボタンをタッチしたときの軽さの違いは肌感で分かります。多機能さを削った非常にシンプルなメッセンジャーとして、Telegramの軽さは好きですね。

Telegramはメッセージ送信時に暗号プロトコルを使用しているので、送信されるまでの時間が非常に速いです。このためメッセージングがリアルタイムで行われます。

大きなファイルの送信

Telegramは最大2GBまでのファイルを送信できます。これは他のメッセンジャーアプリと比較するとかなり大きいです(LINEは1GB)。

無制限のストレージ

Telegramはいつまでも容量関係なくサーバーに残すことができます(もちろんシークレットチャット時は残りません)。LINEのように一定期間経つとサーバーの容量の関係で過去に送ったファイルが見れなくなるのが普通なのに、無料でこれはありがたいですね。

Bot機能

Telegramは、Botと呼ばれる自動化されたアカウントを利用できます。これにより、ユーザーは、ニュースや天気予報などの情報を取得したり、自分のタスクを自動化することができます。APIも公開されているのでプログラマーなど開発者にとっては嬉しいですね。

シークレットチャット機能

Telegramたらしめる大きな特徴です。通常はTelegramでメッセージを送信するとLINEやその他のメッセージングアプリと同様に誰に、いつ送ったかなどのメタデータおよびメッセージ自体はサーバーに保存されます。また、Telegram(運営者)からのアクセスも可能です。一方でこのシークレットチャット機能を利用すると送信者と受信者以外の第三者は運営者であるTelegramも含めメッセージなどのデータにアクセスできません。というよりデータはTelegramのサーバーに保存されません。エンドツーエンド暗号化技術がシークレットチャットを可能にしていて、Telegramが他のメッセンジャーアプリとは異なり秘匿性が高いと言われている理由です。

せこしょー
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エンドツーエンド(end to end)は、送信者と受信者ってことやね

安全性・秘匿性

Telegramは、AES暗号化、Diffie-Hellman鍵交換、RSA暗号化、およびECDHE_RSA暗号化など、最新の暗号化技術を使用して通信を保護しています。またメッセージにデジタル署名を付けることができますし、音声通話も暗号化しています。警察も復元できないような高すぎる秘匿性は犯罪者の温床になりやすいなど賛否あると思いますが、政府や警察が悪い国もあったりするので善し悪しは国に依るのかもしれません。

  • セキュリティ通知:Telegramは、アプリ内にセキュリティ通知機能を搭載しており、ユーザーにアカウントへの不正なログイン試行があった場合に通知を送信します。これにより、アカウントのセキュリティを維持することができます。
  • 2段階認証:Telegramは、2段階認証を使用することができます。アカウントにログインする際にパスワードの他にワンタイムパスワードを入力する必要があるのでアカウントのセキュリティをさらに強化できます。
  • メッセージの自動削除機能:Telegramは、メッセージの自動削除機能を提供しています。これによりユーザーは一定期間後にメッセージが自動的に削除されるように設定することができます。この機能を利用すればメッセージが不正に取得された場合でも、情報漏えいのリスクを軽減することができます。
  • シークレットチャット機能:Telegramはエンドツーエンド暗号化を使用して、通信を暗号化します。これにより、通信の途中で第三者が盗聴することを防ぎ、通信のプライバシーを保護します。
  • 自分の電話番号不要:利用者は自分の電話番号を共有しなくても、Telegramアカウントを作成することができます。

まとめ

ここまで言ってなんですが、家族や友達、仕事など周りが使わない限りは普段は使わないことが多いと思います。ただプログラムで通知先としてTelegramを利用したり、自分個人端末間のタスクメモやファイル共有に利用したいという意味ではTelegramは軽くて操作性がいいので非常におすすめです!

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